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blog DETAILエンジンのかかりが悪い原因は?予防法と対処法をチェック!
2021年11月17日
エンジンは車の心臓部であり、人間と同じように長く使用していれば老朽化が進み、いずれ正常に作動しなくなってしまいます。
ただし、老朽化以外にもエンジンがかりにくくなる理由はいろいろあります。
今回は、車のエンジンのかかりが悪くなる原因と、そうなったときの対処法を詳しく解説します。
予防策も紹介しているので、年式の古い車を所有している方は、ぜひご覧ください。
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目次
車のエンジンのかかりが悪い7つの原因
車のエンジンのかかりが悪くなる原因を7つ紹介します。
1.ガス欠
車を走らせる燃料であるガソリンなどが切れていれば、当然エンジンがかからなくなります。
ガス欠とともに考えておきたいのが、ガソリンの質です。
ガソリンが満タンに入っていても、ガソリンの質が劣化していると、車を走らせることはできません。
2.人為的なミス
ガス欠も人為的なミスの中に入りますが、他にもギアをパーキングに入れていたり、ハンドルロックされていたりするとエンジンはかかりません。
まずは落ち着いて、車のエンジンがかからない原因を調べてみましょう。
思わぬところにミスがあるかもしれません。
3.バッテリートラブル
バッテリーに問題があれば、エンジンはかかりにくくなります。
バッテリーは、エンジンをかけるために必要なセルモーターという部品を動かすために必要な装置です。
セルモーターが動かない限り、車を走らせることはできません。
よって、バッテリーには気をつかっておく必要があります。
4 ヒューズの断線
ヒューズが断線してしまうと、エンジンがかからなくなることがあります。
ヒューズは過剰な電気の流れによって断線するものです。
もしヒューズが切れていると、エンジン作動に必要な電気も通らなくなってしまいます。
ヒューズが断線しているか確かめるためには、ヒューズボックスを開く必要があります。
ヒューズを交換してもエンジンがかかりにくい場合は、配線のトラブルを考えてみましょう。
5.オルタネーターの故障
オルタネーターは車において発電を行う装置です。
オルタネーターが正しく作動しないと、エンジン全体が動かなくなってしまいます。
オルタネーターが故障すると、「キュルキュル」という異音がするためすぐにわかるでしょう。
6.セルモーターの故障
セルモーターは、エンジンを始動させるためのモーターです。
セルモーターには寿命があって、その目安は約10〜15万kmとなっています。
エンジンをかけるときに無音であったら、セルモーターの故障を疑いましょう。
7.エンジンの故障
当然ながら、エンジンそのものが故障するとかかりが悪くなってしまいます。
エンジンが故障する原因は劣化だけではなく、オイル切れや冷却装置の水切れによるオーバーヒートなどさまざまです。
自分でできる3つの予防策
エンジンが突然かからなくなるなどのトラブルを避けるためには、ディーラーや自動車修理工場などで定期点検を受けることが有効です。
ここでは、自分でできるエンジントラブルを起こさない予防策を3つ紹介します。
1.バッテリーチェックを実施する
バッテリーチェックは、専用の道具を購入することにより自分で行うこともできますし、わざわざディーラーや修理工場に行かなくても、ガソリンスタンドで実施してもらうこともできます。
ガソリンを入れる度でなくても良いので、あまり間隔を空けずに実施してもらいましょう。
オルタネーターやセルモーターの故障予防にも繋がるため、定期的に点検することを心掛けるといいでしょう。
2.エンジンオイルの交換をしっかり行う
エンジン内の潤滑油であるエンジンオイルの交換を怠ると、エンジンに大きなダメージを与えてしまうことにもなりかねません。
エンジンオイルは人の体に例えると血液のようなものです。
血液がドロドロになると体に悪いのと同じで、古いエンジンオイルは車にとって良くありません。
走行距離や前回の交換時期をきちんと把握し、定期的に状態を確認して早めの交換を心掛けましょう。
3.ファンベルトの緩みを定期的に確認する
オルタネーターをつなぐファンベルトの不調も、エンジンのかかりを悪くする要因です。
ファンベルトの状態も自分で確認することができるので、定期的にチェックしてください。
ファンベルトが緩んだ状態では車は走行できません。
エンジンがかからないときの3つの対処法
ここでは、突然エンジンがかからなくなったときの対処法を3つ紹介します。
1.人為的なミスがないか確認する
まずは、ガス欠を含む人為的なミスがないか確認してください。
エンジンがかからないからといって慌てて専門業者に連絡しようとせず、まずは何かミスをしていないか確認していきましょう。
ハンドルをロックしたままにしているなど、思わぬところでミスをしている可能性があります。
2.エンジンキーを挿して状態を確認する
人為的なトラブルが見当たらないなら、エンジンキーを挿してACC、もしくはONの位置まで回してみましょう。
ライトが点灯してパワーウィンドウが動く場合は、原因がバッテリー以外である可能性が高く、そうでないならバッテリーに原因がある可能性が高いです。
また、エンジンキーを回してモーター音がしない場合は、セルモーターの故障かバッテリー上がりの可能性が高いです。
バッテリー上がりが原因であれば、ジャンピングスタートやジャンプスターターなどを使えば、自力でもエンジンをかけることができます。
3.ロードサービスや自動車修理工場に頼る
自力ではどうすることもできない場合は、ロードサービスや自動車修理工場に連絡しましょう。
一度エンジンがかからなくなると、一時的には解決しても再びエンジンがかからなくなる可能性が高いので、早めにプロに診てもらいましょう。
まとめ
ご紹介した通りに、車のエンジンのかかりが悪くなるのにはさまざまな原因があります。
その中には人為的なミスもあり、定期点検を実施すると防げることもあるでしょう。
しかし、定期点検をしっかり行っていても、エンジン自体が故障してしまうこともあります。
そうなると自力では車を動かすことができなくなり、走行中に車が動かなくなるとロードサービスなどのお世話にならなくてはいけません。
エンジンのかかりが悪いなど、車の不調が気になる場合は、できるだけ早い対策が必要になり、プロの手を借りなくてはいけないケースも多いです。
認定整備工場の当社であれば、エンジンのかかりが悪い原因やその他の車の不調をしっかり見抜き、適切な処置を行うことが可能です。
どうぞお気軽にご相談ください。
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