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blog DETAILステアリングとはどんなもの?交換しても車検に通るの?
2021年11月24日
自動車に興味がある方の中には、ステアリングという言葉に聞き覚えがあるのではないでしょうか。
今回は、そのような車好きな方だけではなく、これから車の知識を身につけたいという方にもわかりやすくステアリングについてご説明していきます。
また、ステアリングを交換するメリットとデメリットについてもまとめています。
ステアリングの交換と車検の関係についてもか説明していますので、参考にしてください。
自動車のステアリングとは
ステアリングとは自動車の進行方向を変える操舵装置で、いわゆるハンドルのことです。
ちなみに、ステアリングの正式名称はステアリングホイール(steering wheel)です。
ハンドルは和製英語なので、海外では意味が通じません。
現代の乗用車にはパワーステアリングが備えられており、これは油圧や電動モーターの力でハンドルを軽くするための装置で、略してパワステと呼ばれています。
昔の車は軽量であったことから、ハンドル操作をドライバーだけの腕力で行っていました。
しかし、最近の車は以前と比べてかなり重くなったことから、もしパワステ機能がないとドライバーの腕力だけでは車輪の向きを変えるだけでも一苦労です。
旧車を運転するとハンドルを重く感じるのはパワステが装備されていないからです。
ステアリングを交換するメリットとデメリット
全ての自動車には純正のステアリングが備わっていますが、中には購入した後で社外品のステアリングに交換する方もいます。
社外品のステアリングでも、信頼できる物であれば交換しても問題はないでしょう。
気に入ったデザイン・機能性を含んだ物なら、交換するのもドライブの楽しみのひとつになるのではないでしょうか。
ここでは、ステアリングを交換するメリットとデメリットは以下の通りです。
ステアリングを交換するメリット
ステアリングを交換する多くの方は、見た目の良ささを求めています。
最近の車には、初めからお洒落なステアリングが備わっているケースが多いですが、デザインや色などの好みは人それぞれなのでじっくりと選びましょう。
中には旧車の昔懐かしい簡易なつくりのハンドルに憧れて、中古品を探して交換する方もいます。
自分の気に入ったステアリングに換えることにより、気持ちよくドライブすることができるのです。
また、純正のステアリングは運転のしやすさもしっかり考えてつくられていますが、手の大きさは人によって違うため、純正の物とは操作がしにくいこともあります。
手の小さい人だと、純正品よりもサイズを小さくすることで操作性を上げることができます。
ステアリングの大きさはそのままでも、樹脂製を革製に交換すれば、しっかり握れるようになって運転中の不安を取り去り安全運転にもつなげられます。
軽量のステアリングを選択すれば、純正品よりもハンドル操作をスムーズにすることも可能です。
ステアリングを交換するデメリット
純正品から社外品に交換することで、ハンドル操作がしにくくなってしまう可能性が高くなります。
ステアリングの形状によって、ドライビングポジションを変更しなければいけないこともあり、安全運転に支障をきたしてしまうこともあります。
ステアリングの直径を小さくすると、テコの原理でハンドルが重くなるため、非力な女性などは注意しなくてはいけません。
また、ステアリングを交換すればエアバック機能がなくなったり、さまざまな操作が手元でできなくなったりするることもあります。
特に多くの高級車には、ハンドルにオートクルーズ機能や運転モードやシフトチェンジボタンが付いていることがあります。
せっかく高級車を手に入れたのに、便利な機能が使えなくなるのは大きなデメリットといえます。
ステアリングを交換しても車検に通る?
ステアリングを交換すること自体は違法行為には当たりませんが、場合によっては車検に通らなくなることもあるので注意しなくてはいけません。
純正品から社外品に交換しても、操作性・ホーンマーク・エアバック・の3点の基準を満たしていれば、車検を通すことができます。
小さなステアリングに交換しても、一定の操作性を確保できるなら問題ありません。
しかし、ハンドル操作が重くなるなど、著しく運転がしにくくなると判断された場合は車検をパスできなくなります。
また、ステアリングを交換したことによりメーター類が見えにくくなったり見えなくなったりした場合は、車検にパスできない可能性が高くなるため、注意が必要です。
車検を通過させるにはハンドルの中央のホーンボタンにホーンマークが必要です。
これはオートショップなどで販売されているシールでも良いですし、自作の物でも構いません。
また、エアバッグは保安基準には定められていないので、ステアリングに装備されていなくても車検を通すことは可能です。
しかし、平成29年2月以降からはエアバッグの警告灯が点灯、あるいは点滅していると車検を通すことができなくなりました。
ステアリングを社外品に交換してエアバッグを取り外した場合は、警告灯を消しておかなければいけません。
まとめ
ステアリングの正式名称はステアリングホイール(steering wheel)で、自動車の進行方向を変える操舵装置である、いわゆるハンドルのことです。
最近では、エアバークの普及や、ハンドルにオートクルーズなどの便利な機能が備わったことから、純正品から社外品に取り換える人は少なくなりましたが。
しかし、ステアリングにこだわる方は一定以上いらっしゃることでしょう。
ステアリングを交換すると、見た目をおしゃれにできたり運転をしやすくしたりできるなどのいろいろなメリットがあります。
ただし、便利な機能を使用できなくなったり、ハンドルが重くなったりするなどのデメリットも少なくありません。
ステアリング交換を希望される場合は、認証整備工場である当社にご相談ください。
リスク面もしっかり考慮して、車検に通せる安全性の高い商品を提案させていただきます。