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blog DETAIL車検シールとは何?貼らないとどうなる?
2022年07月24日
車のフロントガラスには必ず貼り付けなければならないシールがあります。
それが車検シールです。
車検シールとは何か、また貼り付けなかった場合に罰則があるのかなどまとめます。
目次
車検シールとは
自動車は、法律により定期的に車検を受ける必要があります。
安全基準に適合しているかを判断する車検に通ると、車検証と共に車検シールと呼ばれるステッカーが交付されます。
この車検シールの正式名称は「検査標章」といい、車の指定の位置に貼り付けることが義務付けられています。
車検シールが交付されていない場合
自社検査場がある業者に車検を依頼すると、工場で車検が実施され、その後、車検の更新のみ運輸支局で実施する場合があります。
車検シールは運輸支局で交付されるため、車検が終了しても車検シールが交付されない場合があるのです。
このような場合は後日、運輸支局からちゃんと車検シールが送られてくるため心配はありません。
ですが車検シールが届くまでの間は車に車検シールを貼っていない状態となります。
車検シールがないために車に乗れないのでは困りますよね。
自社検査場を持っている業者の場合、車検シールが届くまでの間使える「保安基準適合標章」が発行されます。
この保安基準適合標章が車検シールの代わりとなるため、本来車検シールを貼り付ける位置に掲示すれば問題ありません。
保安基準適合標章は発行から15日間と有効期間が定められています。
車検シールが交付されたら、必ず貼り換えるようにしましょう。
2種類の車検シール
車検シールは黄色のものと水色のものがあります。
黄色は軽自動車用の車検シールで、水色は普通自動車用の車検シールです。
シール自体の大きさはどちらも40㎜×40㎜ですが、軽自動車用の車検シールには10㎜の透明な外枠があります。
このため、軽自動車用の車検シールは普通自動車用に比べ少し小さく見えます。
車検シールの見方
車検シールには、「車検の有効期間」が記されています。
表面には2種類の数字が記載されています。
より大きく記載されているのは、車検の有効期限が満了となる「月」で、小さめに記載されているのが「年度」です。
年度は和暦で記載されているため、大きく「11」小さく「5」と記載されていれば「令和5年11月満了」となります。
普通自動車と軽自動車とではやや記載方法に違いがあります。
軽自動車の場合は、年度の数字は楕円形に囲まれています。
裏面(運転席から見えるほう)には車検の有効期限が日付まで記載されています。
貼り付け位置と貼り方
車検シールには、定められた貼り方や貼り付け位置があります。
業者が貼り付けてくれる場合にはよいですが、自社検査場を持っている業者に依頼し後日自分で貼り付ける場合には、注意が必要です。
貼り付け位置
貼り付け位置は、次の3つのうちどれかになります。
バックミラー(ルームミラー)がある車の場合は、フロントガラスの上部でバックミラーの前方に貼り付けます。
バックミラーがない車の場合は、運転席から最も遠いフロントガラスの上部です。
フロントガラスの上部が着色された車の場合は、フロントガラスの上部で外側から車検シールが確認できる位置となります。
必ず外側から車検シールが確認できる位置に貼る必要があります。
貼り付け方
普通動車用の車検シールは、まず水色のシールの右半分をミシン目Aまで剥がします。
ミシン目Bを谷折りにして、透明シールの上に貼り付けます。
その後水色のシールの残りを剥がして、透明シールに完全に貼り付けます。
貼り合わせたシールを台紙から剥がして、フロントガラスの内側から貼り付けます。
軽自動車用の車検シールも基本的には同じ貼り付け方です。
記載がミシン目1やミシン目2となっている点が違いです。
貼り付けに失敗した場合
車検シールは、一度剥がしてしまうと再び貼り付けることはできません。
自分で貼り付けようとして失敗してしまった場合には、再交付を依頼する必要があるでしょう。
手順通り丁寧に行えば失敗せずに貼り付けられますので、慌てずにゆっくり貼り付けてください。
車検シールを貼らないとどうなるのか
車検シールは、道路運送車両法第66条により貼り付けなければなりません。
もし車検シール(または保安基準適合標章)が貼り付けられていない車で公道を走行した場合には、道路運送車両法第109条9の定めで罰金が科されます。
金額は50万円以下と、かなり高額なので注意が必要です。
紛失したら再発行を
車検シールを受け取ったのに貼り付け忘れ、いつの間にか紛失してしまった場合はすぐに再発行を依頼しましょう。
運輸支局や自動車検査登録事務所に行けば、即日再発行が可能です。
軽自動車の場合は軽自動車検査協会の事務所や支所、分室が申請場所となります。
手数料はどちらの場合も300円です。
フロントガラスに貼られる他のシール
フロントガラスには車検シール以外にもシールが貼られている場合があります。
丸いシールは「ダイヤルステッカー」と呼ばれ、次回の定期点検を知らせるシールです。
指定工場で定期点検を受けた証で、次回の整備の年月や定期点検を実施した日付、指定工場の名前が記載されています。
他に自賠責保険の期限がかかれている「保険標章」や「共済標章」などを貼ることがあるでしょう。
しっかりと整備された車の所有者はあまり見かけないでしょうが、違法改造車や故障車に対して貼られるシールもあります。
まとめ
車検シールは交付されたらすぐに貼り付けることが大切です。
紛失を防止するためにも、早めに貼り付けましょう。
万が一紛失したり破損してしまったりした場合は、すぐに再交付を受けるようにしてくださいね。
車の修理でお悩みの方は、ぜひオートサービスナカヤマにご相談ください。