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blog DETAILマツダ・ロードスターNA型のタイヤサイズ
2023年06月27日
軽量でコンパクトな車体と、幅広い回転レンジを使い、車の特性を引き出す運転が楽しめる小排気量エンジンを搭載した2シーターオープンカー、日本車の中で2シーターオープンを代表する車は何ですかと聞けば、マツダ・ロードスターをあげる人が多いでしょう。
独特のデザインとコンセプトは中古車市場においてもとても人気のあるモデルです。
そんなロードスターのタイヤについて考えてみましょう。
ロードスターとはどんな車?
バブル景気に世の中が浮かれていた1989年、それまで遊び心のある思想が少なかった日本車のなか、幌付きのフルオープンとリトラクタブルライトを装備したライトウェイトスポーツカーで、170万円台という安価な価格設定は、世界的に好調な販売をもたらしました。
当時マツダが新しい販売チャンネルとして世に出したユーノスというブランド名を冠して、ロードスターという名称でデビューし、その後マツダ・ロードスターという名称に変わり、現在に至るまで同じコンセプトで販売されています。
初代モデルはその型式名からNA型と呼ばれ、その後モデルチェンジを経て最も新しいモデルであるND型が4世代目となります。
今でも人気のNA型
デビューから30年以上も経ったモデルですが、マツダ・ロードスターの印象付けたNA型は不動の人気があります。
また現行モデルND型が、初代モデルが目指したライトウェイトスポーツカーのイメージを思い起こさせる原点回帰モデルとなり、NA型の魅力も再認識されています。
NA型はヘッドライトが格納式であることと2シーターオープンが特徴的で、最も大きな魅力です。
中古車市場では2020年8月のデータですが国内登録数は2万台以上あり流通する台数が多く、またメーカーが純正パーツの販売を続けていて、市販部品も多く出回っていることが乗り続けるための安心材料のひとつです。
NA型は発売当初には1600ccエンジンを搭載したモデルでしたが、1993年に1800ccモデルが追加され、それぞれのモデル名称は1600ccをNA6、また1800ccをNA8と呼び分けていてどちらも人気のモデルです。
ロードスターの歴史
ロードスターのデビューは1989年で現在(2023年)までに、3回のフルモデルチェンジがありました。
初代発売から9年経った1998年、特徴的なリトラクタブルヘッドライトを固定式に変更し、印象が大きく変わった2代目NBが発売され、2005年2000ccエンジンを採用し環境と安全に対応する新設計となった3代目のNC、2015年に現行モデルのNDへと移り変わり、ロードスターの歴史は現在も進行しています。
ロードスターNAの純正タイヤ
ロードスターNAの純正タイヤサイズは2種類ありグレードにより装着されています。
ベースグレードとほとんどのモデルが採用している185/ 60 R14と「Rリミテッド」「SスペシャルタイプⅡ」など一部のモデルに装着されていたインチアップアップとなる195/50 R15です。
標準のホイールも14インチもしくは15インチで PCD100㎜、ネジ穴4穴、オフセット+40㎜ ハブ径54㎜ ホイール幅と形状は5.5J、6JJです。
どんなタイヤが良いの?
ハイパワーなスポーツタイプの車には、扁平率の大きな太いタイヤに交換することが多くありますが、ロードスターNAは車体が小柄で、エンジンパワーもそれほど大きくありません。
サイズの大きいタイヤでは、見た目のバランスが悪くなるとともに、走行性能に大きく影響します。
太いタイヤは路面の抵抗が大きくなりグリップ力は増しますが、燃費が悪くなる、加速が鈍くなる、などの弊害が出ます。
何よりもロードスターの特徴である軽快なフットワークが失われる可能性が高いため、純正タイヤに近いサイズがお勧めとなります。
どんなホイールが似合う?
ロードスターNAはハイパワーな車ではないため、軽快な走行性を楽しむには、軽量なホイールがお勧めとなります。
NAのためにマツダが開発した純正アルミホイールは軽量化とコスト削減のために7本スポークという特殊な形状でした。
もし社外品のホイールを検討するならば、パナスポーツ「FORMULA ONE/FFP」RSワタナベ「エイトスポーク F8」に代表されるオーソドックスな8本スポークタイプがお勧めです。
もちろんお好みの形状があればメッシュタイプでもディスクタイプのホイールでも選択はできますが、出来るだけ軽いホイールを選定しましょう。
前項に記したように、純正タイヤサイズをお勧めしますがホイールもできるだけ、リム形状が純正に近いサイズのものが適しています。
まとめ
発売開始から今日に至るまで世界に向けて100万台生産されたマツダ・ロードスターはライトウェイトスポーツカーの代表的なモデルとなり、中古車市場でも人気の車種です。
そして初代モデルNA型は今でも根強いファンと人気を保っています。
コンパクトでオープンとなるその特徴的なデザインは、改造などのドレスアップはあまり行われず、個性を出すにはタイヤを交換する程度にとどまりますが、極端なサイズアップは走行性能をスポイルしてしまうため、良く考慮して選定しましょう。