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blog DETAIL鈑金とは?車のプロが鈑金修理について詳しく解説します!
2024年07月05日
車を所有していると、思わぬ事故やトラブルで車体が傷つくことがあります。
そんなときに頼りになるのが「鈑金修理」です。
しかし、鈑金とは一体何なのか、その修理プロセスや注意点について詳しく知っている方は少ないかもしれません。
本記事では、車のプロが鈑金修理の基本から業者選びのポイントまで詳しく解説します。
目次
鈑金とは|車の修理のプロが教えるポイント
鈑金とは、車の外装部分がダメージを受けた際、その部分を修理・復元する作業のことを指します。
主に、鉄板やアルミなどの金属部分を加工し、元の状態に戻す技術のことです。
鈑金は車の美観を保つだけでなく、車体の安全性を確保するためにも非常に重要な作業となります。
車の事故や擦り傷、凹みなどのトラブルに対応するために鈑金作業は欠かせません。
鈑金の基本的な定義
鈑金の基本的な定義は、車両の外装部品、特にボディパネルの修復や整形を行う作業を指します。
ここには、軽微な傷や凹みを目立たなくするための微調整から、大きな衝突で損傷したパネルの取り換えまでが含まれます。
鈑金技術者は、金属の特性を理解し、専用の工具や機器を用いて金属を曲げたり伸ばしたりすることで、ボディの形状を元に戻します。
また、一部のケースでは特に各メーカーの純正部品との交換が行われることもありますが、技術者の腕次第で既存のパネルをきれいに修復することも可能です。
鈑金の必要性について
鈑金の必要性は、美観だけでなく、車両の安全性を保つ点においても非常に重要です。
事故や衝突によって車のボディが損傷すると、車体の構造的な強度が低下し、次回の事故時に乗員の安全が脅かされる可能性があります。
さらに、鈑金を怠ると錆が発生し、車体全体の寿命を短くする原因にも繋がります。
したがって、損傷が見つかった場合は速やかに鈑金工事を行うことが推奨されます。
これにより、車両の価値を維持しつつ、安全性と快適性を保つことができます。
鈑金修理の種類
鈑金修理にはさまざまな種類があり、損傷の程度によって対応方法が異なります。
軽微な傷や凹みの修理から、中程度や大規模な損傷修理まで、専門の技術と工具が必要となります。
ここでは、その具体的な作業内容について詳しく解説します。
軽微な傷や凹みの修理
軽微な傷や凹みの修理は、比較的短時間で済むため、費用も抑えられるのが特徴です。
例えば、ドアやバンパーなどにできた小さな擦り傷や凹みは、鈑金技術者が専用のハンマーやドリーなどを使って丁寧に修復します。
また、パテを使用して傷を埋め、その上から塗装を施すことで、元のような美しい仕上がりが実現します。
この段階の修理では、加工精度が高く、見た目だけでなく機能性も維持されるのがポイントです。
中程度、大規模な損傷修理
中程度の損傷から大規模な損傷の場合、修理プロセスはより複雑で時間がかかることが多いです。
例えば、フレームや構造部位が影響を受けた場合、専用の機械を使って正確な位置に戻す作業が必要です。
また、大きく変形したパネルや部品は新しいものと交換することも必要となります。
この種の修理は、多くの場合、車の安全性に直接影響するため、高度な技術と経験が求められます。
そのため、信頼できる専門の鈑金工場での修理が推奨されます。
鈑金と塗装の違い
一見すると似ている鈑金と塗装ですが、両者には明確な違いがあります。
鈑金は主に車体の形状を整え、修復する作業であり、塗装はその修復した部分に美しい仕上げを施す作業です。
これらの作業は連携して行われるため、それぞれの役割を理解することが重要です。
鈑金と塗装の組み合わせ作業
鈑金と塗装の作業は、損傷部分を美しく、且つ機能的に復旧するために不可欠です。
例えば、車のボディに凹みがある場合、まず鈑金作業によってその部分を元の形に整形します。
しかし、鈑金作業だけでは表面が滑らかでないことがあります。
このため、次に塗装作業が行われます。
塗装では、まずサーフェサーと呼ばれる下地塗料を塗り、表面を平滑に整える作業が行われます。
続いて塗料を重ねて塗り、最終的にはクリアコートを施して耐久性を高め、塗装面の美しさを保ちます。
このように、鈑金と塗装は互いに補完しあうことで、車体全体の修復が完了するのです。
専門業者の選び方とポイント
愛車の鈑金修理を依頼する際、どの業者に任せるかが非常に重要です。
専門業者の選び方にはいくつかのポイントがあります。
その中でも特に重視すべきは、技術力、信頼性、料金設定などです。
適切な業者選びによって、満足のいく修理結果が得られるでしょう。
信頼できる業者の見極め方
信頼できる業者を見極めるためには、まずその業者の実績を確認することが大切です。
長年の経験があり、多くの修理実績がある業者は、その分信頼性が高いといえます。
また、口コミやレビューを確認し、他のユーザーの評価も重要な参考になります。
さらに、具体的な修理内容や使用する部品について説明が丁寧でわかりやすい業者は信頼性が高いです。
見積もりの透明性も要チェックポイントで、隠れた費用がないかどうかを確認します。
最後に、業者と直接話し合い、スタッフの対応や信頼感を確認することも重要です。
このようなポイントを押さえることで、安心して任せられる専門業者を選ぶことができます。